中国共産党の弾圧に抗議 3少数民族が都内でデモ
2008.10.19 21:05
産経新聞
在日のチベット、ウイグル、モンゴルの3民族の人々や日本人支援者らが19日、東京都渋谷区で中国政府による「少数民族弾圧」に抗議する集会とデモ行進を行い、代表者らが「弾圧を強める中国共産党の支配をやめさせるため、団結を強めていこう」と訴えた。
約300人が参加。世界ウイグル会議のセイット・トムトルコ副総裁は「共産党の圧力は3民族に対してだけでなく、アジア全体に拡大している」と危機感を示し、支援を呼び掛けた。
デモ行進では3民族それぞれが「国旗」とする旗を掲げ、「中国は民族浄化をやめろ」「奪った土地を返せ」などとシュプレヒコールを繰り返した。
日本ウイグル協会のイリハム・マハムティ会長は、中国の3民族の自治区では漢民族の流入が拡大していると訴え、共産党の独裁下で独自の言語や歴史的伝統、文化の破壊が加速していると指摘した。(共同)