モンゴルで初感染を確認 SARS、中国で感染か
【ウランバートル13日共同】モンゴルの国営テレビによると、13日、国内初の新型肺炎(SARS)感染者5人が首都ウランバートルで確認された。うち2人は中国内モンゴル自治区フフホトで感染したとみられ、モンゴル政府は同日、ウランバートル-フフホト間の公共交通機関の運行を2週間停止することを決めた。
5人のうち2人はフフホトから航空機などで帰国した後、体の不調を訴え入院。残る3人はこの2人の家族という。
政府は警戒宣言を発令。ウランバートル市内でのコンサートやスポーツ大会などの大型イベントも2週間開催を取りやめるほか、外国人の入国を一部制限することも決めた。
中国衛生省の公式発表ではモンゴル自治区の感染は確認されていないが、新華社電は12日、同自治区で感染者10人が見つかったと伝えている。(共同通信)
[4月14日0時7分更新]