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 モンゴル・レター

No.28 2003/5/9 (不定期発行)

 

内モンゴルATsHH(SARS)情報

 

 新華社のサイト(http://www.nmg.xinhuanet.com/zt/2003-05/08/content_473065.htm)の統計表によれば、5810時現在で感染者総数275名(昨日から9名増加)、死亡者16名である。地域別で最も多いのがフフホト市(呼和浩特)148名、続いてバヤンノール・アイマク(巴彦悼爾)94名、ボガト市(包頭)12名、オラーンチャブ・アイマク(烏蘭察布)9名、シリンゴル・アイマク(錫林郭勒)8名、オラーンハダ市(赤峰)3名、トンリョー市(通遼)1名と続く。

 

外務省の【危険情報】(200358日発出)では以下の通り。

 内モンゴル自治区:「渡航の是非を検討して下さい」

(不要不急の渡航については延期をおすすめします)(引き上げ)

 内モンゴル自治区につきましては、WHOは、419日付けで同地区をSARSの感染が連鎖的に伝播している域内感染地域に指定しており、58日には、新症例数を含む症例数の発生規模を考慮した結果、また、同地区を超えて感染が拡大する潜在性及び域内感染の程度を主要な要因として、同地区に対して不要不急の渡航を延期することを検討するよう勧告を発出しました。また、中国衛生部による発表によれば58日現在で感染者総数266名、死亡者16名となっています。

 つきましては、内モンゴル自治区への不要不急の渡航(トランジットを除く)については延期することをおすすめします。

 

※ 海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や 

 安全対策に努めて下さい。

※ 本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身で安全を確保するための参考情報です。本情報が 

 発出されていないからといって、安全が保証されているというものではありません。

※ また、法令上の強制力をもって渡航を禁止したり、退避を命令したりするものでもありません。

※ 外務省では皆様の快適で安全な海外渡航・滞在のため、こうした情報の適切且つ迅速な提供に努め

 ておりますが、ご不明な点などがあれば、末尾の連絡先までお問い合わせ下さい。

(外務省ホームページhttp://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=009より)

 

ATsHHSARSのモンゴル国での呼称でAmisgaliin Tsochmog Haltai Ham shinjの略。

 内モンゴルでは漢語(中国語)の「非典型肺炎」を直訳して "niitleg bus uushgiin u'rebsel"

  とか "uushgiin niitleg bus haldbart u'rebsel"と言ってる。

 

 [編集・発行] SMHRICOSAKA

 

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