ご来場の皆様、こんにちは。サェンバェノー? ダシデレ!
本日この場でチベット蜂起60周年を記念し、チベット、ウイグル、台湾、中国の友人たちと連帯して、中国政府および占領された私たちの3つの国-チベット、南モンゴル、東トルキスタンにある中国植民地政権に強い抗議を表明できることは大変素晴らしいことだと思います。
私はこの場で、チベット、南モンゴル、東トルキスタンについて言及する際に「国」または「被占領国」ということばを使うことを強調したいと思います。また、私たちを「民族的マイノリティ」または「民族集団」と呼ぶことを拒否したいです。なぜなら、これこそが私たちの民族アイデンティティを非政治化し、私たちの独立国家の民族的および歴史的記憶を忘却させることを目的とした用語だからです。
チベット蜂起60周年を迎えるためここにご参集の皆様、私たちの3つの国における中国の植民地支配の歴史をふり返ってみましょう。
70年前の1949年、中国共産党が中国本土を継承しました。その後まもなく、私たちの国家は「少数民族自治区」に格下げされました。私たちの民族はほどなく「ナショナル・マイノリティ」になり、その後、自らの土地において「エスニック・マイノリティ」に格下げされてしまいました。
60年前、チベットの人々は中国の植民地支配に抗議して立ち上がり、自由と人権を要求しました。中国政府が厳しい弾圧を強行したため、ダライラマ猊下と何十万ものチベット人が亡命することになりました。
50年前、中国政府はモンゴル南部で大規模な大量虐殺キャンペーンを開始しました。何十万ものモンゴル人が殺害され、50万近くのモンゴル人が迫害を受けました。
今日、この残虐行為がまだ続いているのです。人道に対する犯罪が、国際社会と民主主義世界の目の前で中国政府によって日々引き起こされています。
何百万というウイグル人が、ウイグル人という理由だけで強制収容所に拘束されているのです。モンゴル人とチベット人のすべての牧民は自らの土地を捨て、ライフスタイルを放棄することを強いられています。
これらの厳しい支配と流血の弾圧にもかかわらず、私たちチベット人、ウイグル人、南モンゴル人は希望と楽観的姿勢を放棄しませんでした。ツツ司教が雄弁に語ったように「国家と人々が自らを解放しようと決心すれば、この地球上の何ものもそれを止めることはできないのだ」ということを私たちは信じています。
私たちは、いつの日かチベットが自由になり、東トルキスタンが自由になり、南モンゴルが自由になると信じています。香港と台湾も中国の干渉から解放されて、自らの未来を決定するようになるでしょう。
ご清聴ありがとうございました。
http://www.smhric.org/news_649.htm